- 2016/12/22
- 茶道具 抹茶椀 風炉 火箸 柏崎銅器 唐銅
年末といえば大掃除、今週に入り急に気温が上がったせいか、皆さん動きも活発なようです。
御茶道具の整理にと何度かおいで頂いているお客様も、年内に少しでも減らさねばと奮闘中とか。今回は新潟、柏崎の名工「原惣右衛門」の斑紫銅火箸や、
ちょっと珍しい、赤膚焼、こちらも名工「尾西楽斎」の奈良絵茶碗、
等々と一緒に、何とかこれを今年のうちにと車に積み込んだという10kgほどの桐箱が。
思わず声を上げてしまいましたが、
茶道具のレア物「金森紹栄」の風炉と富士型茶釜…共箱入りで…
よく思い切りましたねと箱を開けてみると…
もちろんこちらも名品ですが、ちょっと違う面取風炉が。
ヤドカリかいとツッコみたくなりましたが、
実はこれ、よくあるお話し。
茶道具類が沢山あるお宅だと観賞用と実用品が入り混じってしまったりして。
共箱と中身が合わなくなったり、箱だけだったりと。
先日出張に伺ったお宅でも、5代玉川堂の箱に何故か山川堂の古い水差しが鎮座していました。
今回のお客様の労力、決して無駄になったわけではありませんが、
この箱の本当の中身が見たかった…。
もちろん、お宅のどこかに仕舞われているか、ドンと裸で飾られているかするのでしょうね。
新年は是非この箱の正当な中身をとお願いしつつ、年末の御挨拶に代えさせていただきました?
年明けに、はばたく鳳凰の姿を見るのが楽しみです。
当店月に何度もおいでいただくご常連さんも多いのですが、これはとても嬉しい。
これからイロイロ処分せねばとお考えの皆様、当店をご検討中でしたら、始めは少しだけお持ちください。
気に入っていただけましたらまた再度また、何度でも遊びにいらして下さい。
年末の大掃除の息抜きついでに是非一度、お待ちしております。
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