最近、帰宅してテレビを観ると、毎日のように決まって「衝撃映像！」ってのをやってますが。

 

昨日の当店茶道具買取りにて衝撃画像。

段ボール箱いっぱいに沢山お持ち頂いた、共箱入りお茶道具の中から、

お、桶谷定一の茶入れ。共箱、仕覆に、黄交趾って珍しくね？。



 

いいですねーと、お客様共々喜んでいたら、

えっ、ヒビが…



 

 

 

まあ、このくらいはね、よくあることです。今物ですのでちょっとお値段は下がりますが…

と、いくつか査定をし、最後に小さな箱が。

お、指物師 稲垣信斎の竹蓋置、箱裏に銘が。



 

箱も共布もほとんど未使用品だ。

と回りを見回しても。

蓋が無い…



 

これは、あんまり無いな…

実はこのお客様、ご自宅の「蔵」整理で日々奮闘中。

こんな感じで少しづつお道具類をお持ちいただくのですが、整理も結構な高額時給に。

案外楽しいようですよ。

てな感じの、ちょっとした「蔵出し」衝撃？画像でした、チャンチャンと。

 

同じようにご遺品やお宅の整理をされている皆様、最近のお若い方々の中には案外知らない方も多いのですが、

ヒビや傷みはしょうがないとしても、お道具類や掛軸も「箱」は大事なんですよー。

出張へ伺うとよく中身は飾られていて、物置に木箱だけドサッと積み上げられていたりしますが、箱は絶対に捨てたり燃やしたりしちゃぁダメですよー。

ではまた。