- 2016/01/21
- 古銭 天保通宝 寛永通宝
銭形平次を知っている方も少なくなってきたかもしれませんが、あの銭を投げて悪者を捕まえる江戸時代の岡っ引きさん。
が投げていたお金が「寛永通宝」。
大量にご来店です。
天保通宝と合わせて約2kg。
蔵から出て来たと、古い木箱を重そうにお持ちいただきました。
言わずもがな、江戸時代の硬貨。
実際に使われていたのは明治時代までですが、実は昭和28年まで通貨として認められていたとのことですから、案外皆さんお持ちになっていたりします。
しかし、これほど大量は久しぶり。
大雑把に言うと、4文銭、背が波のものが当時1枚100円くらいの価値では?と言われていますから、ちょっとしたお金持ち気分です。
一部の珍しい物を除いて、さほど単価の高い古銭ではないのですが、さすがにこれだけあると結構な金額に。
捨てようか、誰かにあげようかと思っていたそうですから、喜んで買い取らせていただきました。
このお客様、他にも同じように出て来た古銭、コイン類もお持ちいただいたのですが、古銭好きの方がいらしたのか、こんな本も一緒に。
1987年、ざっと30年ほど前の貨幣カタログ。
この「日本貨幣カタログ」、当店も毎年購入しますが。
「カタログ」って、日本語だと、当て字でしょうが「型録」になるんですね。
なるほど、名訳だ。
ちょっと脱線しましたが、上記の穴銭も含め、古銭は大体100年以上眠っていますから、埃だらけできたないものです。
たまに気を使う方もいらっしゃいますが、洗ったり、きれいにする必要はありませんので、そのままゴソっとお持ちください。
よく書かせていただきますが、古銭は「宝探し」です。
もしかしたら、1枚数百万円なんてのが、出て来るかもしれませんよ。
古銭が出てきたら、とりあえず当店まで。
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