出張買取りでお宅にお邪魔しますと、「まあ一服」とお茶をいただき、まず世間話でもとなることも度々。

 

先日のお宅でも、切手や貴金属類、古い時計を一通り買わせていただき、お茶をいただいていますと。

 

おや？

普通に使っている「茶筒」が渋い色の鎚目。

しかも鋲打ち。

良い物をお使いですねーと水を向けますと、かなり昔に貰って仕舞っておいた物を最近下したとのこと。



紛れもなく玉川堂の「鋲打ち茶筒」と小振りの「袋建水」。

 

以前に某所で売ろうとしたところ、大きなお金にはならなかったので家で使うことにしたそうで。

箱が無いのでなんとも言えないところですが、そこは玉川堂、名品です。

 

もし良かったら、当店このぐらいで買わせていただきますよとお値段を付けますとビックリ。

訪問セールスのようで申し訳ないのですが、予期せぬ名品、しっかり買わせて頂きました。

 

当店法令順守で営業しておりますので、こういう場合、しっかり「クーリングオフ」の説明をさせていただきます。

8日間以内でしたら返品OK。

 

しかし新潟のお宅、かなりの確率で燕銅器の名品を使っていらっしゃる。

昔は贈答品としても重宝されていたそうですから頷けるところですが、悲しいかな、使わずに仕舞いっぱなしで数十年てのが多いんですよね。

 

以前に、紙箱に入ったまま数十年眠っていたこんな水差しも。



美しい…

 

お宅にも眠ってませんか？燕銅器。

茶托や茶筒、やかん等々、古～い物こそ大歓迎。

是非にとも当店まで。