- 2025/01/13
- 2025年 あけましておめでとうございます…て、呪物?
2025年1月4日の仕事始め、店主を迎えたのはなぜか入り口前に置かれた「キャベツ」の切れ端でした。
ゴミ捨て場に近いわけでもなかろうに何故?
休業中においでいただいた方のメッセージ?
ネタ用に写真でも撮ろうかと一瞬考えたのですが、ちょっと待てよ。
普段ならなんじゃこりゃ、とゴミ箱に入れて終わりですが
年末年始の休暇中に子供たちの宝物コミックス「呪術廻戦」と「ダンダンダン」を読みふけっていた私、
もしや呪物?とドキドキしてしまいました。
触ると呪いが発動したり、裏返すと小さいおじさんが出てきたり、と。
ネットに上げるとまずい物かも…と。
まあ、翌日には消えていましたのでカラスあたりが犯人かと思いますがね、
さて、呪物ならぬ想いのこもった古~いお品を次代への繋ぐのが当店の使命。
佐渡名工「宮田蘭堂」の茶托が1枚足りなくても、
ご遺族が、ちょっと怖いからとご相談に見えた「九谷焼の羅漢図壺」も、
どこかの工場で使われていたのか、汚れや喧噪が浸みついた昭和初期のスピーカーホンも、
大正~昭和初期頃かな、コツコツ集めたマッチラベルのコレクションとか、
ひいおじいちゃんあたりが気に入って使っていたのか、木製のとんこつ胴乱や、
いろんな人が手にしたであろう幕末~明治期の和綴じ本とか。
令和の時代に残ってるって、ある意味奇跡かもしれませんよ。
これらはちょっと捨て辛いからと当店でお買取させていただいたお品達。
年末年始の大掃除で押し入れあたりから出てきた古~いお品、
ゴミ袋へ入れる前にちょっとご一考を、
先人の想いは是非次の人へ。
本年もお宝なじら屋をよろしくお願いいたします。
ところでキャベツ…はたしてこれは縁起がよいのだろうか…?
何かしらご存知の方はご連絡、お待ちしております。
お宝なじら屋