- 2017/06/10
- 茶道具 茶碗 抹茶茶碗 大樋焼 大樋長左衛門 楽山焼 長岡空権 共箱…
新潟は銅器の名品が多いものですから、このブログにもちょくちょく書かせて頂いておりますが、
銅や鉄のお品、よほど粗雑に扱わなければそうそう壊れる物でもありませんので、比較的気軽にひっくりかえしたり、
転がしたり?して隅々を確認させて頂きますが、陶磁器、焼物はそうはいかない。
ただでさえ手に油分が無くなり、お札や紙をめくる際には、指を舐めそうになるのを必死でこらえる年頃。
落としたりしたら大変なことになってしまいますので、「良い仕事してますね~」とか余裕をこいてはいられません。
と、緊張しつつ、茶道具、お茶碗の名品をお買い取りです。
大樋焼、九代 大樋長左衛門の光悦写と
出雲楽山焼、十一代長岡空権の伊羅保茶碗。
どちらも昭和の名人、茶道家の方でしたら垂涎のお品。
2客お揃いでご来店です。
他にも小物類を何点か買わせて頂いたのですが、
出張で伺うことも多いのが茶道家さんのお宅。
都度名品と出会わせて頂きます。
最近は茶道を嗜む方もめっきり減ったようで、当店にお持ちいただくお茶道具もご遺品ということが多いのですが、
先日も書かせて頂いた「共箱」。
茶道や華道にまったく興味が無い方も多いと思いますが、
もしお宅にこんな紐がかかったお箱があったとしたら、
絶対に「燃えないゴミ」で出したらダメですよー。
昔から「紐がかかった箱」には「宝物」が入ってると決まっています。
それがね~、皆さん捨てたり燃やしたりするんだ、これがまた。
先ほど別のお客様から買わせてもらった古い「茶釜」の名品も、「箱は…?」とお聞きすると、
「キッタネカッタッケ捨てたさぁ。」と一言。
お茶道具に限らず、おもちゃも、家電品も、ブランド時計も、ブランド品も、箱は大事にするってのが、
「高く売るコツ!」ってね。
ではまた。
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