- 2017/05/19
- お花見 野点 野風炉 熱燗 酒暖器 京都鋳物 名工 新潟芸妓…
古町芸妓に新人さんがデビューしたとか。
遠い昔、一度だけ古町芸妓さんにお酌をしてもらったことがありますが、なんとも雅な良い経験。
頂いた千社札は今でも大事にしております。
今のように娯楽が多くない時代の通人達は、芸者遊びは一種のステータス。
「粋」な大人達も大勢いたんでしょうね。
私もそうなりたいと常々思っておりますが、中々にまだまだその道は遠いようです。
さて、花見といえば桜が相場ですが、新潟は今「藤」が盛り。
気候の良いこの季節、「藤」で一杯なんてものも粋なのでは?
そんな風流をめでる通人達、江戸時代から明治・大正と大勢いらしたようで。
勝手な想像ですが、
花見や外での宴には芸者さん達を引き連れて、こんな物を持って出かけたんだろうなー。
江戸期の京都、名工の作。
さすがに100年以上前のお品、ちょっと難ありですが、銅製の野風炉、酒暖器をお買い取りです。
下の穴に炭を入れて、内部の水を温めて、ちろりを燗するという優れもの。
外遊びといえばちょっとは冷え込むもの。
このお道具でお酒を燗して一杯と、粋ですね~。
しかしまあ、この仕事をしていると、手放したないな~という逸品が増えるばかり。
どうりでお金が貯まらないわけで。
いやはや、古町芸妓を引き連れて夜桜、夜藤で一杯なんてのは…
老後のそのまた先の夢として、ずーっと取っておきたいと思います。
ではまた。
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