- 2016/05/31
- 切手帳 中国切手 オオパンダ パンダブーム
当店に持ち込まれる切手で一番多いのは、現在50~60歳の方が、小~中学生の頃に集めていたという数冊の切手帳。
昭和40~50年代に、子供が自分の小遣いで集めていた物ですから、額面は5円~20円のバラ切手がほとんど、さほど大金にはなりません。裏表紙に自分の名前(中には、交換したのか友達の名前というのもありますが)が書かれたアルバム2冊で、2~3千円のお買取というのが多いかな。
先日のお客様もその一人。
家を整理していたら出て来たと、古い2冊の切手アルバムをお持ちに。
パラパラと捲りますと、50円や100円の切手もちらほら、これは当時お小遣いを沢山もらっていたお子さんです。
と、その中の1ページに「パンダ」が沢山。
聞くと、自分で買ったのではなく、おそらく当時親御さんからプレゼントされた切手では?とのことですが。
これはビックリ、中国切手「第2次オオパンダ、6種完品」がなんと5セットも。
日本の切手以外興味がなかったお客様はそのお買取額にビックリ。
高額で取引される「文化大革命」当時の中国切手の中でも、一番ポピュラーなシリーズ。当店にも随時未完の数枚がストックされています。
昭和40年代後半の日本はおりしもパンダブーム、この切手は人気だったようですね。
しかし、5セットまとめてお買取というのは当店も初めて。
以前にも書いたことがあるんですが、多いんです、このパターン。
まあ、数十年忘れ去られていた切手帳。
まさかその中に中国の宝物が一緒に眠っているとは思いもよらないでしょうしね。
思い出して下さい、50~60歳の皆様。
子供の頃、古町の小林百貨店や、あちこちにあった切手屋さんで外国切手を買いませんでしたか?
もしかしたら…
ちなみに中国切手、1枚100万円なんてのもありますから、よーく考えて、まずは切手帳を探しましょう。
ではまた。
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