- 2016/04/13
- ダイヤモンドお買取
当店ジュエリー品に付いているダイヤモンドは、どんなに小さな物でも査定対象です。
メレーダイヤ(小さなダイヤ)が散りばめられた指輪ですと、台の地金代金よりダイヤモンドが高いこともしばしば。
よく「4Cで査定します」といううたい文句を目にしますが、当店で買わせていただくダイヤモンド、ほとんどが鑑定書の無い品物ですから、必然的に自分の目で四つの「C」を判断し、長い時は30分ほどかけて鑑定、査定をさせていただきます。
10倍ルーペでちょっと覗いて、「このダイヤは値段がつきませんね~」ということはまず無い。
ダイヤモンドは高価なお品ですからね、鑑定は簡単じゃあないんですよ。
とはいえ私も人間、判断に迷うことも度々です。
今月の初頭に買わせて頂いた、直径2.5mm、0.5カラットのダイヤモンド。
このサイズですと、クラリティーとカラーの判断で数万円の違いになります。
クリーナーでよく拭いて油分を落とし、お客様にお断りし軽く磨かせてもらい15分ほどかけて鑑定をしたのですが、その値段にお客様も喜んでいただき、ホッと一息。
ただね~大きなダイヤは買取り後にちょと不安になるんですよ。
こちらも商売、当然転売するわけですから、「バイヤーに、鑑定したグレードが2つ下と判断されたら赤字だな…」とか。
で、ダイヤモンドを常に自信を持って鑑定するために、当店定期的に買取ったダイヤを専門機関に正式な鑑定を依頼しています。
東京の「中央宝石研究所」、今のところここの鑑定が一番信用がおけるものかな。
…ドキドキしながら待っていたら、今日届きました「ソーティング」。
まあ、私的には90点、VS‐1だと思ったが。
鑑定書をお持ちの方、クラリティがVSクラスだと「良い」ダイヤモンドですよ。
てな感じで日々研鑽が必要なダイヤモンドの鑑定。
お客様にとっては高価な買い物ですからね、しっかり良い値段を付けるべく毎日が勉強です。
実は、何故長々とこんな話題に触れたかというと、
昨日ウェブサイトで調べものをしていたら、日経のサイトで興味深い話題が。
詳細ははぶきますが、記者さんがダイヤモンドのルースと、ルビーの付いたリングを持って東京都内の数件の貴金属買取り店を回ったら、その査定額に20倍以上の価格差があったとか。
同じ品物の査定額が1万円と20万円の違いってことですからね~。
ダイヤモンドの鑑定は最後まで人間の目で判断されます。
上記の下限店もその店員さんの判断ですから非難はできませんが、「売る」時はお店選びが大事ですね。
当店が一番高いですよとは決して言えませんが、それでも日々研鑽、技術を磨いております。
このダイヤいくらで売れるのかな?と思ったら、当店も売却店候補に入れて頂けると幸いです。
ではまた。
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