- 2015/11/21
- 古銭 二分金 一分銀 一朱銀
古銭のお客様には2つのパターンがあります。
ご自分で一生懸命に集めたけど、もういいやとお売りに来られる方と、なんだか家にあるんだけど、これって何?とまったく興味がない方。
前者の方はご自分で相場を調べて来られ、はじめは少し持って来て、その後ご常連さんにというお客様がほとんどです。
良い物、高価な古銭をお持ちになるので、必然的に話に花が咲き、何故か高く買わされてしまうこともしばしば。
後者のお客様、お気を付け下さい。
あまりきれいな物でもないからと、知らず知らずに失くしてしまう方も多いようで。
昨日のお客様、お電話で「古銭て売れるんですか?」とお問い合わせ。
こういうお問い合わせの場合、大体この辺の古銭のことを知りたい方が多いのですが、
寛永通宝やいわゆる穴銭。
買えますが、残念ながら例外を残しあまり大きなお金にはなりません。
電話でお問い合わせをいただくと同様の話をさせていただき、「四角い、小さな物だと高価な物もありますよ。」
とお答えさせていただきます。
するとこのお客様、「あ、あるある。」
と、大量の茶色い穴銭と一緒にお持ちいただきました。
数枚かと思いきや、こりゃあまた沢山。
二分金に一分銀、一朱銀が30枚。
江戸時代の、高額硬貨ですね。
お買取単価は状態で数百円~千円、2千円というところですが、それでも思わぬ金額だったようでお喜びに。
何でも、昔はご商売をされていた古いお宅で、使っていない倉庫を整理していたら布袋が出て来たとのこと。
「業者さんに頼んで、倉庫ごと一式処分しようと思っていたんだけど、何となく虫の知らせで?」と思い立ったのは正解でしたね。
古いお宅、特に倉庫や納戸には宝物が眠っているものです。
「古銭以外にも、古民具はお買取りできる物が沢山あるんですよ。」と教えて差し上げると、じゃあ見てくれとついでに出張のご依頼を。
年末に向けて、“開かずの間”をどうしようかと逡巡されている方、宝物が眠っているかもしれませんよ。
そんな時は当店にご依頼を。
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